★手放すことは簡単♪

抽象的な言葉、「手放す」
観念を手放す、拘りを手放す、善悪を手放す…。
　
持ってるかどうかもわからへんモン、どうやって手放すねん。
　
ソコですポイントは！(笑)
「持ってるかどうかを自覚していない」から、手放し方を難しく感じるんだよね。
まず思考ポケット（歯垢ポケットとちゃうよ）に何を溜めこんでいるのかを、周りという鏡に映っているモノたちから点検。
善悪、優劣、大小、美醜、エトセトラー。
　
あるいは、たとえ持ってるものを理解してても「簡単には手放せへんやろ」みたいな。
　
それが簡単に手放せるんですよ。
その大事な第一歩は、「持ってることに気づくこと」
あ、こんなの持ってた。
そこに気づいたら、もう後は、手のひらをパーにするだけ。
　
いったんパーにしてバイバイした後に、また拾ってポケットにしまう時もある。
でも、一度気づいてしまったら、同じもの出てきたら、「あれ？これ捨てたはずなのに！？」って。ビックリするからだいたい二度目はすぐ気づく(笑)
　
あ、手放すときに儀式とかしなくてもいいんです。
許してください、ありがとう・・・とか難しいルールを作成しなくてもいいんです。
「コレいらないわ～」と、握りしめてる力を抜くだけ。
　
力を抜くだけ、です。
　
　
持つためには、力を入れてます。
苦労するためには、苦労するための力を入れてます。
怒りを持つためには、怒るための力を入れてます。
怨むためにも、憎むためにも、嘆くためにも、怖がるためにも、小さく縮むためにも、それに力を注いでます。
力を入れなければ、それは意識の中に存在できません。
　
必ずそれらがある場合は、力を入れています。
　
本来の姿は、前の記事の通り、素晴らしい人でしかあり得ない。
それが「縮こまって恐怖に震え誰からも切り離された孤独な自分」であるためには、頑張って力を入れていないとなれないんです。
　
ギューッ！とがんばって力んでいる、その力を抜く。
　
意識上でそれをするのが難しく感じる場合は、身体を使ってやります。

ギューッ！と全身に力を込めて緊張を作ります。
その時に手放したい思いを思いっきり頭の中に描きます。
あのボケ腹が立つ！とか(善悪)。怖い怖い！怖すぎるー！（恐怖）とか。
そして一気に力を解放して、抜けるだけの力を全身から抜きます。
グター、ダラー、デローン♪と。ゴロンと寝転ぶとさらに効果的。
その解放感とともに、「どうでもいい～。どっちでもいい～」と感じます。
身体の快感が、手放した時の解放感を感じさせてくれます。
　
あ～この快感か！とわかるまでやってみるといいかも。
　
そうすると、思考がグルグルして凝り固まってるときには、身体が緊張して強張っているのを感じることが出来るようになります。
ギュッ！と縮まった感覚に気づいたら、意識的に身体を緩めます。
息を吐いて、肩の力を意識的に抜いて、手をダラーンと垂らし、目を軽く閉じ、口をポカンと開けます。
そうすると、グルグル思考に費やしていたエネルギーが流れなくなり、フワっと軽くなった感覚…を掴めたらイイ感じ♪
　
その状態が、「思考を手放した」といわれる状態です。
　
またすぐにグルグルし始めるかもしれないけど、何度かやってると、グルグルしている最中に、「あ、グルグルしてるなー」って眺められるようになってきます(笑)
　
思考も、観念も、手放す体感を持つ。
そうすると、持ってるな！手放せたな！ってのが、わかりやすくなってくるんだよね～♪
　
これは私のやり方なので、それぞれ自分で編みだしてもいいと思います。
ときどき呟いている、拡大のエネルギー、収縮のエネルギーってのは、これのことです(笑)
緩んでボワーンと拡大、ギューっと力を入れて縮小。
　
身体的にどっちがラクで気持ちがいいか、体感するのがわかりやすい。
心技体…じゃなかった心体魂は三位一体だからね♪
　
　
オマケ。
本当に手放せたかどうかは、どっちでもいい～♪どうでもいい～♪が気持ちよく感じられるようになった後に、最初に持っていた観念をもう一度思い描きます。
それで再び身体に力が入ってこなくて、気持ちもザワザワしなければOK！