★口から出す言葉の奥にある心理

人は、ありのままに人のことを見ない。
　
脚色をして、自分の頭に描いたその人を、他の人に語る。
そうすることで、情報は操作される。
話した人の脳内で作り上げた虚像が、その人だとされてしまう。
本当のところはそうでなかったとしても、「そうなのよ！」という形で伝聞されて行く。
　
それを、世の中では『噂』という。
　
そして、その噂された当人が回りまわって耳にすると、「はぁ？なんで？そんなんじゃないよ？」という形に歪められて伝わっていたりする(笑)
　
そういう話を聞いた。
まぁ対象となったその人とは、私たち、なんだけどね(笑)
　
誰かが私たちのことを、「こうなんだって！」と伝えた。
それを聞いた人が、その噂を本当だと思い込んでたことがわかった。
　
同じ場所に集まっていた数名の人たちはそれを聞いて、共通認識として「虚像の私たち像」が事実だ今もと思い込んでいるのでしょう。
そのうちの誰も、「ほんとにそうなの？」という確認をして来ない。
もうそれが「事実」だと思い込んでいるから。
事実の確認なく、「ドライバーがかかった状態」と判定され、一か月近くもそういう人だと思われたままになっていた。
でも実際は、ドライバーはかかっていないし、ただなるようになる～♪と流れに任せているだけなんだけどね。
（「ドライバーがかかる」とはＴＡ心理学用語で、何かをやらなければ自分がダメになるとか、自分を表現するためにはコレが必要なんだ！と、何かを達成するために頑張ったり力んだ状態でガシガシ行動することを言います）
　
でも実際の私や私の友達は、そんな状態ではない。
　
　
　
こうやって情報操作は、いとも容易く出来てしまう。
　
いや、噂をされたことがどうこう言う話じゃないですよ？
故意にそうしたい人はしたらいいと思うよ(笑)
　
ただ、無意識に話を作り上げてしまっている場合は、自分の中にそれを作り上げたいという欲望があるということに気付くチャンスだよ、と。
　
フィルター。
自分の思い込み。
作り上げた虚像。
　
ありのまま目に映ったことを脚色したくなるとき、そこにはもしかしたら本人さえも気付いていない「怒り」とか「失望」とか「嫉妬」とか「理想」とか「期待」とか、何らかの感情的な反応が乗っかっている。
噂の対象となっている人物についてだけではなく、話を伝えようとしている人に対しても情報操作をすることによって得られる何がしかの。
　
そういう感情がなければ必要以上に拘ることもないから、知っている範囲のことをそのまま伝えるし、知らないことなら「知らない」と素直に言えるし、脚色する必要性がない。
　
なんだか話をオーバーに伝えたくなったとしたら、自分の中に何らかの感情の動きがある･･･ということ。
それを見つめるチャンスが到来している、ということ。
　
もしそれを口にする前に自分の心の動きに気付けたら、口から出まかせを言う前に、なぜこれを言おうと思ってるのかな？と自問する期間を持つと、とてもラッキーなことが起こるように思う。
　
　
　
また、他人の思い込みを「そうだ」と思い込んだ瞬間に、その人のフィルターをそのまま自分に移植していることに無意識な場合も多い。

そういう場合は、やっぱり肚に聞く。
それが一番正確な精査方法だと感じる。
人のサングラスを無造作にかけてしまう前に、「ん？」と思ったら、飲み込まずにペンディングにする。
質問を投げておいたら、そのうち答えは自らやってくる。
　
私はいつもその方法。
そしていつか忘れちゃうようなら、どうでもいい話（笑）
　
一昨日も大物が、「これはこうだから、こうでしょ」って話をしてたんだけど、「ん？」と思ったのでペンディング。
そのうち、そうだ～と思ったらそれでいいし、忘れちゃうならそれも良し。
　
あ、ちなみに大物は、私があまりにのんびりやる気になってないから、カツを入れに来たんではないか？と思っている（笑）
ぢつは、そのくらいなゆるゆる～な感じなのです♪
ドライバーかかってたら、もっとガシガシ行ってるよ（爆）
　
いやぁ、しかし今日のお話はヒント満載だったな。
もうちょっと消化しよ。