★コーチング
昨日買ってきたコーチングの本ですが。
3分の2ほど読んだわけです。
そこで感じたことを。
あるサイトに書かれていたコーチングの定義です。
『人には達成したいと思う気持ちや目標があります。
その目標を、自ら決めた方法で積極的に素早く達成することができるように、個人的な特性と強みを活かし、その人が本来もっている能力と可能性を最大限に発揮することを目的として、自ら考えさせ、行動を促すために、相手の取るべき手段を引き出すコミュニケーションサポートです。
相手が考えて答えを出せるような質問をしたり、そういった考え方や思いをもつことを承認したり、積極的に相手の話を聴く力などたくさんのスキルを使って、その人が望む目標をより早く、より多く達成できるようサポートすることです。
わたしたちは子どもの頃から、家庭や学校、職場等で、教えられたとおりにできると、高い評価を得られてきました。それは「答えはいつも自分以外の誰かがもっている」との考えを醸成することでもありました。
しかし、このようなありかたは、自ら考え行動する、自立した人間を求める現代にはそぐわなくなってきたのです。
「人は無限の可能性をもっている」
「その人が必要とする答えはその人のなかにある」
「その答えに気付くためにはサポートが必要である」
この3つを基本に、クライアントが「自分の人生は自分でデザインし作っていく」との意思を持続させ、目標達成するのに必要なシステムがコーチングです。
「コーチング」は、目標達成やパフォーマンスの更なる向上を目指して、対象者を勇気付け、やる気を引き出し、自発的な行動を促すコミュニケーションスキルです。具体的には、質問を投げかけ、考えてもらうことによって答え(取るべき行動)を明らかにしていきます。』
てなことで、コーチングのコンセプトは「いまここ」です。
なぜならば、今の状態をしっかりと見極めなければ、的外れなコーチとなってしまうからです。
コーチングを受けるクライアントが答えを外に探すのではなく、自分の内側から答えを見つけ出すように導く。そしてモチベーションの刺激をよそから受けるのではなく、自分の中に見出す。
コーチングの基礎となるのが「質問」
決して答えを強要せず、意図を押し付けず、相手をそのまま承認する、という形をとります。
まさにあるがまま、そのままを受け入れるというスタンス。
そうすることによって受け入れられているという安心感を生み、枠を取り払い、自らの内から答えを発見させ、能動的に動ける環境を作り、自ら奮起させ、持続させます。
ときどき書いていましたが、自問する、という行為も自分自身のコーチングとなります。
固定観念となった知識や枠を発見するために。自分自身を棚卸して持てるスキル・必要なスキルに気付くために。また他者と同じく、自らの内側から答えを導き出し、モチベーションを持続するために。
彼さんに「あなたはコーチングが向いてる」と言われていた理由がなんとなくわかりました(笑)
本に、日頃喋ってることと同じようなことが書かれてるんだもんw
習ったわけではないけども、実際そのようなことをしていたんだもんw
このコーチングという手法は考え出されたものではなく、マネジメントをしている人たちを観察していて発見されたものだそうです。
協会とかあって教義システムが確立されているようだけども、実は習わずとも実践で行っているマネージャーはたくさんいるっていうことですね。
とかく上司や上の立場になると、自分の意見を押し通したくなったり、従わせたくなったりします。
でもティーチングとコーチングは違う、と書かれていました。
教えることをずっと続けていると、いつしか指示待ちちゃんを作り上げてしまう。
「教えてくださ~い」「次何をしたらいいんですかぁぁ」なんていうのをいっぱい作っちゃう。
私はまずそこで「自分で考えてみてね」と丸投げしちゃう。丸投げって言葉もどうかと思うけど(笑)
以前いたスタッフで、親切なのはいいけども1から10まで手取り足取り教えなくちゃ気がすまない子がいて。「やめてください」と伝えました(笑)
教える前に一度、本人の思うとおりに動かしてみてください、と。
そうでないと、失敗を恐れる怖がりな指示待ちちゃんを作り上げてしまうから。
一度考えて行動してみると、具体的にどこが良くてどこが足りなかったかを本人が理解する。
そして、「じゃあどうすればよかったんだろう?」と再度質問を投げてみる。
その回答を聞いて、自分の足りなかったところをキチンと捉えていれば、「ふむふむ、そこまで良く分かっているよね、じゃあ次回はもう大丈夫やね?」で終えて、その後を観察する。
そうすると大概の場合、自分で自分をマネジメントし始める。
もし足りないところを理解できていなければ、そこで初めてティーチングとなる。
てな感じで、対応しておりました。
それがおおまかな意味でコーチングだったようです。
うちの店に来た新人ちゃんは、初日からいきなりお客さんの前に立たされます(笑)
自分で接客中に質問を受けて来い、と。
自分がどこまでわかっていて、何がわからないのか気付いて来なさい、ということです。
まず最初に自分のスキルを認識するっていうことですね。
そうやってはじめから小魚を大きなイケスで泳がせていると、どんどんと実践力を蓄えていきます。
グングン伸びるのでおもろいです(笑)
でもま、自分が教えるのが面倒くせ~お客さんに育ててもらえ~という投げやりな側面がないとは言い切れない、ワタクシもいるのであった…( ̄∀ ̄;)がははは。
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コメント
で、一から十まで懇切丁寧にしてあげると不思議とそのバイトちゃんはすぐ辞める(笑)
これは子育ても同じですね。
よかれと思ってしていたことが、まさかティーチングになっていたとは(涙)
目から鱗だわさ(笑)
俺が悪かったのねWWW
シェンキューおかしら☆フフフ
投稿: みーくん | 2010年9月12日 (日) 06時54分
みーくんさん♪
いやー!ほんとだわ!
1から10まで教えた子のほうが辞める!
困惑したり挫折したときのたくましさがないからなんでしょうかね~。
だから今のスタッフは放置プレイだからたくましいのか…。
納得(笑)
それと10まで教えても覚えられない子は、ティーチングしかやりようがないんだけど、だからこそいつまでも応用が利かないというのか、うちの店では3ヶ月持たずにやめていきますね…。
いつも上司に「この店は使える子ばっかりだ!」って誉められるんですが、本当は使えない子は生き残れない過酷な職場なんです(爆)
投稿: mie | 2010年9月13日 (月) 00時35分